掃除

お風呂の石鹸カスを落とせる「根岸棒」という怪しい”お掃除ヘラ”について

どうも。ウォッシャブル池田(@OnemaiGaimelody)です。

お風呂掃除ってガチでめんどくさいですよね。
SHUFUFUが実施した嫌いな家事ランキング(https://shufufu.net/11163/)によると、結果は次の通りでした。

主婦に聞いた!嫌いな家事ランキング!

第一位:お風呂掃除
第二位:トイレ掃除
第三位:食器洗い

当然のように嫌いな家事ランキング第1位にお風呂掃除が君臨しています。
僕はお風呂掃除のためになんか電動で回るブラシを買ってみたり、なんかディスペンサーを浮かしてぬめりを抑えるやつを買ってみたりと色々してはいるものの、やはり生活と切っては切り離せないのがお風呂掃除です。

なんか電動で回るブラシ
なんかディスペンサーを浮かしてぬめりを抑えるやつ

そんなお風呂掃除の中でも、洗剤をばらまいてブラシで擦っただけではなかなか落ちてくれないのが「石鹸カス」による汚れです。
みなさんは、そんな風呂椅子や風呂桶、浴室の壁についてなかなか取れない石鹸カスを落とすことができる救世主、「根岸棒」という怪しい棒についてご存じでしょうか。
「根岸棒」は石鹸カス掃除に特化したヘラ状の棒で、要は石鹸カスの”お掃除ヘラ”です。

今回の記事では、そんな「石鹸カス」をめっちゃ簡単に落とすことができる掃除道具、「根岸棒」という怪しい棒を買ったので紹介します。

石鹸カスってなに?

石鹸カスとは、科学的には、脂肪酸と金属イオンが結びついて形成される「金属石鹸」と呼ばれるもので、石鹸が水に含まれる金属イオン(主にカルシウムイオンやマグネシウムイオン)と反応してできる不溶性の化合物です。

ぼく
ぼく
文系の僕には意味が分かりません。

石鹸は本来、汚れを包み込んで水に溶かし出す働きをします。
しかし、水道水、特にカルシウムやマグネシウムが多く含まれる硬水の場合、石鹸が金属イオンと反応して水に溶けにくい、要するに不溶性の固体を生み出し、それが浴槽や洗面台などに残ってしまいます。
この白色または灰色の付着物が、いわゆる石鹸カスです。

石鹸カスがなぜ落ちにくいのか

石鹸カスが落ちにくいのは、石鹸カスが拗らせた童貞のようにめんどくさい性格をしているからです。

まず、石鹸カスは水に溶けにくいため、通常の水洗いでは簡単に取り除くことができません。

浴室のぬめり、黒カビや皮脂汚れは酸性の汚れであるため、一般にアルカリ性の洗剤を使って掃除します。
そのためカビキラーをはじめとして、バス用ウルトラハードクリーナーなどお風呂用の洗剤にはアルカリ性の洗剤が多くラインナップされています。

一方でこの石鹸カスはアルカリ性の汚れになるため、洗剤で落とすためには酸性の洗剤を使用する必要があります。
お風呂用洗剤として売られているものに酸性の洗剤は少ないため、手持ちのお風呂用洗剤はアルカリ性のものしかない、という人も多いのではないでしょうか。
そういった場合、「お風呂掃除は定期的にしているはずなのに」、石鹸カスが溜まっていってしまうことも少なくありません。

石鹸カスを落とすには?~清掃編~

石鹸カスは、前述した通りアルカリ性のお風呂洗剤では簡単には堕とすことができません。
かといって、酸性の洗剤を使えば簡単に落とせるのかというと実はそうでもない場合が多いです。

というのも、石鹸カスをすぐに落とさなかった場合、石鹸カスが蓄積して固まってしまうと、金属石鹸と酸性石鹸の汚れが混ざり合って蓄積することで、複雑な混合汚れになってしまうのです。

ぼく
ぼく
金属石鹸は、先ほども説明した通り、水道水中に含まれているカルシウムやマグネシウムなどと石鹸が結合してできたアルカリ性の汚れです。
一方で酸性石鹸は皮脂汚れと石鹸成分が結合してできた汚れで、酸性の性質を持っています。

ここにきて酸性石鹸というワードが初登場しました。
金属石鹸と呼ばれる石鹸カスが白っぽい汚れなのに対し、黒や灰色でベタベタしている汚れが「酸性石鹸」です。

つまり、アルカリ性と酸性という異なる性質をもった二つの汚れが、なぜか中和されることなく強固に結びつきあい、洗剤では落としづらい複雑な汚れとして溜まっていきます。
こうなってしまうと、もう洗剤をかけて擦ってもどうにもならない最悪の汚れ、ボルメテウス・石鹸カス・ドラゴンみたいなバケモノが誕生してしまうというわけです。

石鹸カスを簡単に落とせる「根岸棒」

「根岸棒」とは、石鹸カスを落とすことに特化した掃除道具です。
汚れは落とせるが、浴槽やタイルなどの素材を傷つけにくい絶妙な硬度のアクリル板になっています。

埼玉県でハウスクリーニング業を営む根岸さんが開発し、特許を取得しているお掃除グッズだそうで、お掃除業界でも愛用者多数とのことです。(お掃除業界って何)

風呂椅子や風呂桶、浴室の壁の石鹸カスを落とす「根岸棒」
ぼく
ぼく
これ”棒”というか”板”では?
対石鹸カス最終兵器「根岸棒」

この黒光りする薄い板が「根岸棒」です。
石鹸カスを落とすことに特化したアクリルの板で、販売ページによるとこの画像のように綺麗になるそうです。

錫村商店公式「根岸棒」販売ページより引用錫村商店公式「根岸棒」販売ページより引用

「そもそもBeforeが汚すぎるだろ」という声も聞こえてきますが、これが本当なら相当綺麗になることが期待できます。

実際に根岸棒で掃除をしてみる

我が家の風呂イスの石鹸カス汚れはこんな感じでした。
椅子は無印良品で購入した「ポリプロピレン風呂いす」というもので、2021年7月から約3年半ほど毎日使用した状態です。

石鹸カスが付着している風呂イス

元の色が白いため分かりづらいですが、色ムラの感じでまあまあ汚いのがわかっていただけるかと思います。
早速、根岸棒を使って掃除をしていきます。

使い方は簡単で、根岸棒を手に持ってこそぎ落とすだけです。
せっかくなので動画でご覧ください。(Instagramはじめたからフォローしてね)

ぼく
ぼく
えっ・・・?

ぶっちゃけ見た目ではそこまで汚れがはっきりとわかる状態ではなかったので、そこまで劇的に綺麗になるのか半信半疑でしたが、「こんなに取れるの?」が第一印象。
押し当てて擦るだけでみるみるうちに石鹸カスが取れてキレイになっていきます。
丸みのある部分は少しコツがいりますが、この調子でしこしこ擦っていきます。

「石鹸カス」を根岸棒で滅した風呂イス

ツルツルできれいになりました。
石鹸カスや水垢がなかなか落とせなくて困っている方は、このお掃除ヘラで簡単に白いのを出して気持ちよくなれるのでオススメです。
同じ要領で、風呂の壁や湯桶、浴槽に付着した石鹸カスや水垢も綺麗にすることが可能です。

浴室の壁に付着した石鹸カスも綺麗になる

お風呂の石鹸カス掃除には「根岸棒」

今回の記事では、石鹸カスを落とすことに特化した「根岸棒」という謎のお掃除グッズ(”お掃除ヘラ”)について紹介してきました。
僕もあきらめていた風呂イスや湯桶、浴槽から浴室の壁まで、いたるところの白っぽい汚れをきれいさっぱり落とすことができて感動しています。

改めて、我が家の風呂椅子のBefore/Afterはこんな感じです。

「根岸棒」のBefore/After
ぼく
ぼく
これ本当に、加工とかではなく表面をアップするとこんな感じなんです。

写真だとわかりづらいかもしれませんが、現実(リアル)では手触りもツルツルになって綺麗になった感じが伝わってきます。
石鹸カスや水垢がなかなか落とせなくて困っている方には、「根岸棒」オススメできます。
手軽に綺麗にできて、掃除した気分になれて気持ちがいいので、ぜひ試してみてください。

それでは。

  • 光沢のある素材や黒色の素材に使用すると、キズが目立つことがあるので注意してください
  • キズが心配な場合は、目立たないところで試してから使用してください
  • 絶対にキズをつけたくないところには使用するのを控えてください
ABOUT ME
ウォッシャブル池田
愛知県名古屋市出身。現在は東京に住んでいます。基本的にどうしようもないオタクですが、「そこにあるだけでなんか良い感じ」のものが好きです。購入レビューとか、欺瞞と偏見に満ちたどうでもいいことをゆるく更新しています。