ソファあるある言います。寝がち。
どうも。ウォッシャブル池田(@OnemaiGaimelody)です。
1つ前の記事でも書いたんですが、私は昔からインテリアに興味があって、実家の分譲マンションでも、5畳弱の子供部屋で何回も模様替えしていました。
実家を出てから早8年が経ち、なんやかんやあって今は注文住宅を建てているんですが、この記事を書いている現在は賃貸アパートで暮らしています。
今暮らしている賃貸アパートは50平米弱の1LDKで、1LDKにしては少し広めかな?という間取りです。
LDKは14畳強。そのうちリビング・ダイニング部分は約4.5m × 3.5mの長方形で、10畳弱といった具合です。
今の賃貸に入居してからもう2年半が経過していますが、この前ふと思い立ってはじめてリビングの模様替えを行いました。
実家であんなに模様替えマシーンになっていた僕が2年近く模様替えをしていなかったのは、「これ以外の配置は無理」と決めつけていたからです。
というのも、我が家のソファ(ソーデルハムン/IKEA)が部屋に対してでかすぎるんですよね。
詳細は後述しますが、このクソデカソファを配置するにはこの配置しかない!と思い込んで模様替えを諦めていました。
が、ふと思い立ってソファの配置を変えてみたところ、「意外とこっちのほうがいいのでは?」という”氣付き”を得ることができました。
ということで今回は、「賃貸でも自由度の高いインテリアをするには?」というテーマで、ソファの配置を少し考察してみようと思います。
「ソファをテレビに正対させない」という選択の可能性について
冒頭でも話しましたが、我が賃貸アパートのLDKは約14畳、リビング部分では10畳ほどの正方形に近い長方形のスペースになっています。
我が家ではこのスペースに、
- ソファ(ソーデルハムン・3人掛け+オットマン/IKEA)
- センターテーブル(ちょうど麻雀できるサイズの正方形)
- テレビ台(幅1,550mm)
- サイドボード(幅600mm+1,200mm/IKEA)
- デスク(幅1,800mm/KANADEMONO)
を主に配置しています。(細かいものはほかにもありますが割愛します)
うちのソファはIKEAのソーデルハムン(SÖDERHAMN)という割とメジャーなソファです。
3人掛けのヴィーアルプ ベージュ/ブラウンというモデルを使用しているのですが、これが結構でかいんですよね。
同商品にはコンパクトモデルもあるのですが、ぼくが所持しているのは通常ラインの大きさ。
ソファ本体のサイズとしては、幅が186cm、奥行きが99cmあります。
さらに、同シリーズのオットマンを併せてL字型ソファのように使用しているため、それを合わせたサイズは幅が186cm、奥行きが182cmとなります。
すなわち、我が家では約10畳のスペースに、約2mの正方形が鎮座していることになります。
10畳と言うと、1畳あたりが1.62㎡なので、10畳×1.62=16.2㎡でおおよそ4.6m × 3.52mが10畳間のサイズです。
そんな部屋のど真ん中に1.86m x 1.82mのソファが置いてあるわけですから、なかなかの存在感です。
そのため、何かに何かを入れるときは原則として大きいものから考えるように、我が家でインテリアのレイアウトを考えるにあたってはソファを一番に考える必要があります。
余談・なぜクソデカソファを買ったのか
どうしてこんな部屋のサイズに見合わないクソデカソファを買ってしまったのかというと、仕事の関係で地方に住んでいた時のことが原因です。
直前まで住んでいた東京では、広さは27㎡で家賃10万弱。東京は恐ろしいところです。
一方で転勤先の地方では、広さは60㎡超、新築で平面駐車場2台付きで同じ家賃。地方万歳!
ということで、ウッキウキで部屋のサイズに合ったクソデカソファを購入してしまったという訳でした。
「ソファをテレビに正対させる」という選択
早速ですが、実際に僕が住んでいる賃貸アパートのリビングの配置から説明していきます。
実際の間取り図を見てみると、リビングの形はこんな感じになっています。

こうして見ると、結構正方形に近くて自由度高めなのでは?という間取りになっているようにも思えます。
ただ実際は、テレビを置ける位置が向かって下側の壁しかありません。
僕は、「ソファはテレビの正面に置くもの」だと信じて疑わないことで有名だったので、それに合わせてソファを正面に置いていました。
余ったスペースを考えると、デスクの置き場所も必然的に決まってしまうため配置は次のようになります。

もともと引っ越してきてから3年くらいはこの配置で生活していました。
実際に家具を置くと、図中の📷マークからの視点は次のような感じになります。

この写真は、リビングに入ってすぐの場所から撮影しています。
前の家に合わせて買った家具や照明を無理やり流用しているのでまとまり感が全くありませんが、そこには目を瞑っていただいて、注目していただきたいのはソファの存在です。
部屋に入った時、ソファの背もたれが目の前にある状態になっているため、どことなく圧迫感を感じるのではないでしょうか。
「ソファをテレビに正対させない」という選択
さて、記事タイトルにもしていますが、今回考えたいのは「ソファをテレビに正対させない」という家具配置についてです。
要はテレビの正面にソファを置かないということですね。
この、「ソファをテレビに正対させない」という選択をすると、配置は次のようになります。

これを見てもあまりイメージができないと思うので、実際の配置をご用意しました。
先ほどと同じく、図中の📷マークからの視点です。

同じ場所から撮った写真ですが、ソファの背もたれがなくなったことで視線が抜けて圧迫感がだいぶ減ったことがわかると思います。
ソファとテレビの位置関係によるメリット・デメリット
改めて、ソファをテレビに正対させる配置/させない配置を、圧迫感が分かりやすいように目線を下げた写真で比較してみます。


ソファをテレビに正対させない配置のメリット
部屋を広く感じられる
やはり何と言っても一番のメリットは、圧迫感がなくなること=開放感が生まれることです。
改めて見てみると、部屋に入っていきなり”む”(目の前、「め」の前だから)にソファの背もたれのように背の高い家具が現れるのは、圧迫感を産む配置であることが分かります。
間取り図の比較を見てみてもわかりますが、入ってすぐの場所に大きなスペースを作っていることで、部屋に入った瞬間に床の見える面積が大きくなっているため、部屋を広く感じられる効果もあります。
ソファの後ろを有効活用できる
我が家の場合はソファの後ろにデスクを置いて書斎スペースのようにしています。
今までは背もたれで区切られていたため、狭いスペースだと感じていましたが、背もたれがなくなったことでこのスペースにも開放感が生まれました。

これの何がいいって、リモートワーク中や作業中に疲れたら、速攻でソファにダイブして休憩することができるんですよね。
個人的にはこのスペースの取り回しが良くなったのは嬉しいポイントでした。
ソファは使用する面が完全に決まってしまっている家具のため、ソファの置き場所によっては空間を不必要に分割してしまうような役割を担ってしまうことがあるので、気を付けたいですね。
ソファをテレビに正対させない配置のデメリット
テレビを正面で見ることができない
一番に浮かぶデメリットとしては、テレビを正面で見ることができないという点ではないでしょうか。
私もこの点は心配していましたが、実際にこの配置を試してみると、テレビを真正面から見ることはそこまで重要ではないことがわかりました。
もちろん、しっかりホームシアター環境を整えて映画に没入したいんだ!といったニーズがある場合はその限りではありません。
私の場合は普段そこまでテレビを見ておらず、ライブ映像を流していることが多いくらいですし、映画を見る場合にもなんだかんだゴロゴロしながら見てしまうタイプなので、この配置でも全く問題ありませんでした。
ちなみに、オットマンを使って疑似的にL字ソファのようにしているため、背もたれこそないものの、その気になれば正面からテレビを見ることも可能です。
ベランダへのアクセスが悪くなる
これは我が家特有のケースですが、ソファの配置がベランダへの導線を塞ぐような形になってしまっています。
私の場合はベランダは物置としてしか使っておらず、洗濯物を干すこともないため滅多に出ないので、まあいいかなという感じです。
インテリアのレイアウトを考えるにあたっては、「本当にベランダへの導線をほかの与件よりも優先するべきなのか?」というところに立ち返って考えてみるのもよいかもしれません。
部屋が狭く感じる要素には注意
我が家のソファでは、写真の右奥を見ると、ソファの肘掛け(サイドボード)の部分が少し悪目立ちしているような気もします。
実際にはさらに奥にサイドボードがあり、その後ろの壁をスタンドライトで照らしている形です。
人間は部屋に入った時、最も遠くの壁との距離を無意識に測り、部屋の広さを把握するような習性があります。
後ろにある壁ではなく、手前のソファの肘掛けに目が行ってしまうのは、部屋を狭く感じさせることになってしまうので、あまり好ましくありません。
今回のケースに関しては、目立つ変な柄のクッションが原因で視線誘導されてしまっているので、この変な柄のクッションをメルカリで売るのが良いでしょう。
まとめ
ここまで書いてきて今更ながら思ったのですが、ソファをテレビに正対させない配置の要素として、ソファの座面が広いことも重要かもしれません。
IKEAのソーデルハムンはかなり座面が深いソファで、座面の奥行きは90cm近くあり、私が実家で使っていたセミシングルベッドよりも広い幅になっています。
ソーデルハムンでは、この座面の奥行きの広さのおかげで、脚をソファの上にもっていって胡坐をかいたり、だらっとすることが可能になっています。
反対に、座面がそこまで深く無いソファでは、脚を必ずソファの下におろさなければならず、「脚が正面にしか向かない」のでテレビが見づらい、という方もいるのではないかなと思いました。
この辺りは、実際にやってみて自分に合うかどうかで決めるのが一番だと思いますので、参考にしてください。(投げやり)
とにかく、固定観念に捉われずに考えたほうが、もっと快適な答えが見つかるかもよ。というお話でした。
それでは。