ああ、高き気温、心安らかざるなり。
日本の夏、クソのアチ、陽の下は終われるなり。我が心、その終われるなりと同じきオワオワリにある。
どうも。ウォッシャブル池田(@OnemaiGaimelody)です。
ここ数年の日本の夏、どう考えても暑すぎますよね。
人間が安易に出歩いていい気温ではありません。こんな気温の中で出社を強制する弊社は人の心がないんだと思います。
今回は、そんな灼熱の国ジャパンで夏を乗り切るのに必須級のアイテムを紹介します。
それは、KBTITインナーこと、Millet(ミレー)のドライナミックメッシュというアンダーウェアです。
ユニクロのエアリズムやグンゼのin.Tなど、インナーには様々な商品があります。
私も以前はこれらの商品を愛用していましたが、今年Millet(ミレー)のドライナミックメッシュを購入して世界が変わりました。
というわけで、この記事ではMillet(ミレー)のドライナミックメッシュという吸汗・速乾下着をレビューします。
Millet(ミレー)とは
ミレー(Millet)は、フランスのアウトドア用品メーカーで、主にバックパックや寝袋等の製造・販売で知られています。
日本法人の正式な社名が「ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン株式会社 (Millet Mountain Group Japan Co., Ltd.)」であることからもわかるように、主に登山用のグッズを開発している会社です。
登山は、あらゆるアウトドアの中でもかなり過酷な部類に入るアクティビティです。
つまり、登山用に開発されたインナーであるドライナミックメッシュは、奇しくも平地が登山並みに過酷になってしまった日本の夏にぴったりの製品になってしまった。というわけです。
Millet(ミレー)のドライナミックメッシュとは
ドライナミックメッシュは、Millet(ミレー)が開発した次世代のアンダーウェアです。
一年を通して発汗による”冷え”と不快感を軽減する、究極のドライ感を実現した次世代のアンダーウェア(肌着)。
疎水性に優れ、熱伝導率の低いポリプロピレンをベースに、かさ高メッシュで編み上げることで肌面の汗を素早く吸収し、上位のベースレイヤーに拡散します。
さらに汗を吸ったベースレイヤーはメッシュの厚みによって肌から遠ざけられ、肌面の冷えを防ぎ、ドライ感を保ちます。(ミレー公式サイトより)
めっちゃ簡単に説明すると、めっちゃ汗吸ってめっちゃ乾かしてくれるインナーです。
かなり透け感のあるメッシュ素材で、流行りのシースルーとも言えます。

エアリズムを愛用していた時は、一度は汗を吸ってはくれるものの、一度汗を吸い終わると次に変わるまでの間に陽が沈むということが良くありました。
そんな時に冷房の効いている場所に入ったりすると、汗が冷えて寒くなる、いわゆる汗冷えを引き起こして体力が奪われることになります。
そもそも、ずっと汗で濡れた下着を身にまとっているのって不快ですよね。
そんな夏の不快感を大幅に低減してくれるのが、Millet(ミレー)のドライナミックメッシュという肌着です。

メンズ・レディースそれぞれのラインナップがあり、バリエーションとしては、半袖、長袖、タンクトップ(ノースリーブ)、ボクサーパンツに加え、ブラカップ付きの女性向けモデルなども用意されています。
Millet(ミレー)のドライナミックメッシュのメリット
- 吸汗・速乾性能が高い
- 汗冷えしなくなる
- 上に着るTシャツやシャツの汗染みを防ぐことができる
吸汗・速乾性能が高い
一番の特長は、何と言っても「吸汗・速乾性能が高い」ことです。
肌に密着するタイプの下着なので効率的に汗を吸収してくれて、「背中を汗が伝う」といったことがほぼなくなります。
エアリズムは使用していた時は、「汗を吸ってはくれるが、一度汗を吸ったらずっと湿っている」というのが当たり前だったのですが、Millet(ミレー)のドライナミックメッシュでは「一度汗を吸った後も、汗が止まれば乾いてくれる」という点に違いがあります。
また、かなりメッシュの強い生地なので、空気の含有力も高いです。
着た瞬間は、自身の体温で温められた空気を身にまとうような形になるため、ほんのりと温かく感じるかもしれません。
冬に着用する場合は、その保温性能が活躍し、暖かく感じることができると思います。
一方、夏に着用する場合も暑いということはありません。
そのメッシュ構造のおかげでかなり風を通しやすく、風が吹いたりハンディファンを浴びたりすればほかのインナーよりも涼しく感じることができます。
汗冷えしなくなる
吸汗・速乾性能の高さとも関連しますが、それによって「汗冷えしなくなる」のがMillet(ミレー)のドライナミックメッシュのバカデカメリットです。
「汗をかいた後、冷房の効いた室内に入った時に汗が冷えて寒い」という「汗冷え」の経験はないでしょうか。
Millet(ミレー)のドライナミックメッシュインナーなら、吸った汗をすぐに発散してくれるため、汗冷えを軽減することが可能です。
夏のクーラーも汗冷えの原因になりますが、私個人としては、冬の電車が暑すぎて死ぬほど汗をかいたあと、目的地の駅で凍死することがよくあるので冬のインナーとしてもMillet(ミレー)のドライナミックメッシュに期待しています。
上に着るTシャツやシャツの汗染みを防ぐことができる
Millet(ミレー)のドライナミックメッシュは、エアリズムなどよりも吸汗性能が高く、吸ってくれる汗の量も多くなっています。
そのため、私のように夏場に家を出たら1分で背中がびしょ濡れになる高代謝ヒューマンでも、上に着ているTシャツやシャツに汗染みを作らずに過ごすことができます。
肌着が汗を吸ってくれることで、Tシャツやシャツの寿命を延ばすことにもつながるのが嬉しいです。
Millet(ミレー)のドライナミックメッシュのデメリット
- 肌着にしては価格が高め
- ラインナップがクルーネックのみのため、服によっては襟から見える
- 見た目がKBTITすぎる
肌着にしては価格が高め
2025年7月現在、定価は半袖Tシャツタイプがメンズ・レディースいずれも6,600円という価格設定になっています。
セールが来れば1枚1,000円程度で購入できるエアリズムなどに比べて、インナーにしてはかなりお高いのがネックです。
ただし、上に着るTシャツやシャツなどの本命の衣類を汗・皮脂による劣化から守って寿命を延ばすことができるため、ある程度の価格は相殺されると個人的に思っています。
とはいえ、下着なので複数枚用意したいことを考えると、なかなかの金額になってしまいます。
「まずは1枚だけ購入して試してみる」でもよいので、検討してみてください。
なお、Amazonでは多少割引されており、メンズ用は1枚6,000円前後、レディースは3000円強の値段設定になっています。
ラインナップがクルーネックのみのため、服によっては襟から見える
現状、クルーネックのタイプしかラインナップがないため、襟の開いたTシャツやオープンカラーのシャツを着ると、襟もとからインナーが見えてしまうという欠点があります。
ユニクロのエアリズムやグンゼのIn.Tなどは、Tシャツの下に着ても下着が見えないようなパターン設計がされているモデルがありますが、Millet(ミレー)のドライナミックメッシュはそもそもが登山用のガチインナーのため、おしゃれ着での使用が想定されていないのか、襟の開いた服を着ると襟からインナーがチラ見えしてしまいます。
普通のTシャツなら問題ありませんが、着用できる服が制限されてしまうのが残念です。
この点はミレーさんに別パターンのものを出して改善していただきたいですね。

また、メンズの製品は襟もとにロゴがあるデザインになっています。(レディースのモデルは背中側にあります)
このロゴの部分はメッシュ素材ではないので、この部分が吸った汗はほかの箇所に比べて乾きづらい点も少し残念でした。ここは改善してほしいところですね。
見た目がKBTITすぎる
見た目のインパクトが強いのもデメリットと言えるかもしれません。
ゲイ向けのアダルトビデオに出演していた男優が着用していた衣装に似ていることから、彼の愛称である「KBTIT」を利用して「KBTITインナー」と呼ばれることもあるようです。
Millet(ミレー)のドライナミックメッシュを着用する際は、下着1枚だけではなく、上に何かしらの服を着ることをオススメします。(当然院鳳凰堂)
まとめ
Millet(ミレー)のドライナミックメッシュシリーズのインナーを紹介してきました。
年間を通して使える、必須級のインナーです。
1点、サイズ感には気を付けてください。
伸縮性がかなりあるので動きづらさを感じることはありませんが、密着して汗を吸うインナーのため、ある程度の締め付け感がありますし、それが必要な要素になっています。
Amazonのレビューなどで、サイズ感を確認してから購入することをオススメします。
ちなみに私は181cm/82kgの筋肉質体型で、普段の服のサイズはL~XLを購入することが多いですが、ドライナミック メッシュ ショートスリーブでは2XLを愛用していますので参考にしてください。
まあどれだけ汗が速乾しても夏が暑いことには変わりないんですけどね。
少しでもマシにしてこの地獄を乗り切りましょう。
それでは。