陰キャ・陽キャって言葉使うやつ全員陰キャ。
どうも。ウォッシャブル池田(@OnemaiGaimelody)です。
こういうこと、よくありませんか?
少なくとも僕の周りでは結構「賃貸だから」で諦めてる人が多いです。
でも実は、賃貸でも壁に時計を掛けたり、ポスターを額に入れて飾ったり、ウォールラックをつけたりする方法があるのです。
それには、「壁美人」という壁掛けフックを使います。
この壁美人は、賃貸などでも使えるように、石膏ボードの壁に目立った穴を開けずに物をかけるために作られたフックです。
壁美人を使うと、賃貸でも壁に穴を開けずに壁にフックを取り付けることができます。
僕も賃貸に住んでいて、本当は壁に何かをかけることはできません。
しかし、この壁美人ならフックを外した後も、ものすごく小さい跡しか残らないので、壁に物を色んなものをかけています。
時計はもちろん、マグネットボードや大きな額、さらには棚板をひっかけてウォールラックまで壁につけています。
正直、壁美人がなければ賃貸でここまでのことはできませんでした。
賃貸に住んでいる方にはかなりオススメのものなので、使い方やメリットをレビューしていきます。
賃貸の壁にも使える壁掛け収納フック、壁美人の使い方
壁美人は、「石膏ボード専用固定金具」の商標です。
なぜ賃貸でも使えるのかというと、壁美人は、ピンや壁掛け用のネジではなく、ホッチキスで取り付けできるため、取り付け後の穴が非常に小さく済むからです。
基本的には、ホッチキスで壁に固定するフック付きの金具のことを壁美人といいます。
「ホッチキスで壁になんかに固定できるの?」と思うと思いますが、なんと壁美人にはテレビを壁掛けする器具もあり、テレビを壁にかけることもできてしまうのです。
ただし、壁美人の設置には、いくつか条件と必要なものがあります。
- 壁が石膏ボードであること
- 壁美人を持っている
- ホッチキスを持っている
- やる気がある
最近のマンションやアパートでは壁に石膏ボードが使われている割合が高いので、壁美人を買ってホッチキスさえ持っていれば取り付けられるはずです。
なので、そこまで難しくもないと思いますが、説明していきます。
壁美人が使える条件①:壁が石膏ボードである
壁美人は石膏ボード専用品のため、壁が石膏ボードではないと取り付けることはできません。
一般的に、壁には石膏ボードにクロス(壁紙)が貼られているので、そこに取り付ける形になります。
そのため、それ以外のコンクリート打ちっ放しの壁や、木壁、砂壁、土壁などには取り付けることができないので注意です。
また、石膏ボードでも、学校の体育館などに使われる硬質石膏ボードと呼ばれるものはホッチキスの針が刺さらないため使用できません。
壁が石膏ボードかどうか見分けるには?
取り付けたい壁が石膏ボードかどうか見分けるには、簡単な方法があります。
それは、壁の目立たない場所に、針やピン、画鋲などを刺す方法です。
刺したピンや画鋲を抜いたとき、先端に白い粉(石膏)がついていれば石膏ボードであるといえます。
また、穴を開けたくない場合は、コンセント口を外して直接壁の断面を調べる方法もありますが、これはこれでなかなか高度なので割愛します。
壁美人が使える条件②:壁美人を持ってる
壁美人の使い方なので当たり前ですが、壁美人を買ってください。
壁にフックをつけるだけのものが一番スタンダードですが、そのほかにもウォールラックや時計用のフックやギター用のフックもありますし、大きいものでは壁掛けテレビ用の器具まであります。
ホッチキスで壁にテレビがつくなんてちょっと驚きですよね。
壁美人が使える条件③:ホッチキスを持ってる
壁美人はホッチキスを使って石膏ボードの壁にラックやフックを取り付ける器具です。
そのため、別でホッチキスが必要となります。
また、壁美人の取り付けに使用できるのは180°開くタイプのホッチキスです。(タッキング可能なタイプともいいます)
僕は180°開かないタイプのホッチキスしか持っていなかったので、ホッチキスも買いました。
ちなみに、メーカーの推奨はMAX社製のHD-10Dというホッチキスです。
オタクくんの言う通り、壁美人は、1本でも意外と保持力のあるホッチキスをたくさん打ち込むことで石膏ボードでも安心安全な保持力を実現しています。
また、針は特殊なものではなく、一般的なホッチキス針の10号針[No.10]が使用できます。
ただし、安全に長期間使うために、材質は必ずサビにくいステンレス製の針を使用しなければなりません。
これは、よくあるスチール製の針だと設置後にサビてしまい、サビによる強度の低下が考えられるためです。
壁美人を買うと、最初から初回設置分+予備何本かの針がついてくるので、基本的には必要ないかと思いますが、稀に設置に失敗したりして針が追加で必要になることもあります。
その場合は、壁美人から専用のステンレス針が販売されています。
壁備品が使える条件④:やる気がある
最後に必要なのが、「壁につけたい」という気持ちと「やる気」です。
小さいフックぐらいならすぐにつけることができますが、壁掛けテレビのレベルになると設置に1時間くらいはかかります。
やる気がなくなって途中で諦めると悲惨なことになるので、やる気のない人はやめておいた方が良いです。
また、取り付けは簡単で誰にでもできるのですが、壁にホッチキスを打ち込むときに少しコツがいります。
というのも、強度を持たせるために、壁に対して垂直ではなく30°の角度でホッチキスを打ち込まなければならないからです。
僕も最初はうまくできず、何個か失敗してしまいました。
幸い、予備の針だけで足りたので大丈夫でしたが、あらかじめ針を余分に買っておくのも手です。
また、不安な方は、角度をつけるためだけのガイドが別売しているのでそちらを使うのもオススメです。
賃貸で使える壁掛けフック、壁美人の使用例
壁美人は穴がほとんど残らない割に、かなり色々なものをかけることができます。
実際に僕の家で壁美人をどんなところに使っているのかをレビューしてみます。
既に、上の方で時計や額に入れた大きなポスターを壁にかけている写真を載せましたが、そのほかにも、壁美人を使って壁にマグネットボードをつけたり、洗濯機の上に棚を作ったりしています。
使用例①:重たいマグネットボードも壁にかけられる
僕はオタクなので田村ゆかりさんのポストカードが貼ってあることは気にしないでいただきたいのですが、こんな感じで壁に重たいマグネットボードをつけることもできます。
このマグネットボードはIKEAのSPONTANというボードで、鉄製でそこそこ大きいので重さが2kgほどありますが、2つの壁美人でしっかり固定されています。
また、こういった額などの板状のものををつけると上部が浮いてしまったりしますが、壁美人はフック自体が薄く、しっかりとしているためほとんど隙間を空けずに固定することができています。
正面から見ても違和感はほとんどありません。
部屋にマグネットボードがあると、ポストカードやとっておきたいハガキ、一時的にとっておきたい不在票なども貼り付けておくことができるので非常に便利ですよ。
追記(2020/09/02)
問い合わせがあったので追記します。
マグネットボードは、裏にマグネットでつけられるカラビナフックをつけて、そこに壁美人のフックをかけることで表からはフックが見えないようにしています。
使用例②:洗面所の上に棚を追加で設置
こちらは、プチDIY?のような感じです。
とはいっても、
- 壁のサイズを測る
- 棚板(化粧板)をネットでオーダー
- 横の壁面に壁美人を4つ設置
- 上にオーダーした棚板を載せる
という超シンプルな構造です。
下から見ると、本当に壁美人の上に乗っているだけなのがわかると思います。
フックの色が壁と同じで目立たないため、普段はあまり目につくことはない点もいいですね。
棚板のサイズを横幅ぴったりにしたので、これだけの支えでもがたつくことなく、かなり安定して使えています。
洗面所はタオルや洗濯グッズ、掃除道具など置くものがたくさんありますよね。
なので洗面所の収納って最初からあるものだけじゃ足りないことも多いと思うので、棚板をオーダーするだけで作れるこれはかなり便利でオススメですよ。
ちなみに、棚板+壁美人でだいたい4,000円くらいでした。
まとめ
ここまで、賃貸でも壁掛け器具が簡単に設置できる壁美人を紹介してきました。
僕は一人暮らしを始めてから最初に困ったのが「時計が…かけられない…?」でした。
実際、壁に穴を開けられない賃貸だと時計すら壁に満足にかけることができないですよね。
壁美人なら、穴がほとんど残らないため気軽に壁を使うことができてとても助かっています。
先日、同棲していた友達が別れたのでの引越しを手伝ったので、壁美人を使ってテレビを壁掛けしていた跡を見る機会があったのですが、近づいてよく見ないとほぼわかりませんでしたし、簡単に修繕できそうなレベルでした。
これからは、壁美人が賃貸には必須のアイテムになるんじゃないかなと思っています。
賃貸で壁掛けできなくて困っていた方や家の壁に穴を開けたくない方、穴がほとんど残らない壁美人をぜひ使ってみてください。
それでは。