電話での予約が苦手な人は友達が少ない。
どうも。ウォッシャブル池田(@OnemaiGaimelody)です。
先日、仕事中にMacbookに盛大にお茶をこぼしてしまいました。
iPhoneは防水ですが、Macbookは耐水性能はほとんどないので一大事です。
コーヒーやジュースなどではないだけまだマシですが、会社支給のMacbookは会社の備品なので壊れたら弁償しなければなりませんし、データが飛んだら仕事もまずいことになります。
その時は泣きながら対処方法を検索していましたが、「新型Macbookは防水仕様に!?」みたいなゴミ記事しか出てこなくて悲しい思いをしました。
今回は、Macbookやその他のノートパソコンなど、耐水性のない電子機器に水やお茶をこぼしてしまった時、やるべきことや絶対にやってはいけないこと、身近にあるものやコンビニで買えるものだけでできる応急処置方法について解説します。
Macbookにお茶をこぼした結果wwwwwww
今回、盛大にMacbookにお茶をこぼしたため、キーボードの上だけでなく全体的に水濡れしてしまいました。
Macbookのディスプレイと本体の間の可動部には、吸気のためか排気のためかわかりませんが空気を通すための口がずらっと空いています。
僕のMacbookは、その”口”から僕がこぼしたお茶を”飲んで”しまいました。
その結果……。
おわかりいただけますでしょうか?
右側が特に顕著ですが、ディスプレイ部分に見事に水が入り込んでしまい、バックライトがおかしくなっているのがわかると思います。
等間隔に配置された間接照明のごとくモニターを照らしあげ、まるでラブホの照明のようにムーディーな雰囲気になっています。
こんなムーディーなパソコンでは、えっちな気分になってしまうのでおちおち仕事もしてられません。
また、写真ではわかりませんが、トラックパッド(タッチパッド)のバイブレーション機能が死んでしまい、クリックしていても反応が返ってこない気持ち悪い状態になってしまいました。
なんとかしてこのMacbookを復活させていきます。
Macbookが水没した時にやるべきこと
上では、撮影のために電源をつけていますが、パソコンやiPhoneなどの携帯に限らず、電子機器を水没させて場合に最も大事なこととして、すぐに電源を切って完全に乾燥するまで再通電しないことを心がけてください。
手順としては、
- 電源を切る
- 乾燥させる
といった感じです。
水没した時にやること①:まずは電源を切る
繰り返しになりますが、「水没したらまず電源を切る」を必ず実践しましょう。
アヴェスター(ゾロアスター教の経典)にも書いてありますが、水没から復活できるかどうかは、この初動ができるかにかかっています。
水没した後は、内部に入った水が毛細管現象で基板に向かって進んでいます。
「水没したけど壊れなかったラッキーw」と思って使っていると、基盤がショートし、突然電源が落ちて二度と蘇らないことがあります。
高電圧で稼動している部品(バックライトやCPU等)がショートした場合、復活は絶望的なほどのダメージを負ってしまいます。
必ず、電源を切って電気が流れないようにしてください。
また、水没した先が海水の場合、落としたらすぐに真水で洗い流してください。
塩分が残っていると、金属が腐食してなんやかんやでぶっ壊れますので、水没したついでに真水で洗いましょう。
水没した時にやること②:なんとかして乾かす
電源を切ったら、次は乾燥させなければなりません。
とはいっても、ノートパソコンを丸ごと乾燥させられるような乾燥室など、スキー場でもない限り身近にありません。
「ドライヤーで乾かす」というのもしばしば聞かれる対処法ですが、精密機器は水に弱いのと同時に熱にも弱いです。
水責めした直後に熱責めなんかしてしまっては機械がかわいそうなことになります。
では、どうすればよいのでしょうか。
まずは、大量のティッシュなどで表面の水分を拭き取って、少しでも水を排出するようにします。
iPhoneなどの場合、その後、大量のティッシュとともにジップロックに入れて日の当たる場所に置いておく、などの方法があります。
しかし、Macbookが入るサイズのジップロックはそうそう手に入りません。
ただ、
- Macbookが入るサイズの密閉できる袋
- 水分を吸収するもの
この2つがあれば良さそうです。
僕はMacbookを弁償することのないように必死で探し回った結果、コンビニで売っているものの中でその要件を満たすのは、米とゴミ袋でした。
会社の近くのローソンにもファミマにも、大きなジップロックが売っていなかったのでこんなことになってしまいました。
もうお分かりかと思いますが、「米は水を吸う」ということを利用して、ゴミ袋にお米とMacbookを詰め込んで密閉し、乾燥させようという魂胆です。
自体は一刻を争うので、早速ゴミ袋にお米を詰めていきます。
ゴミ袋に炊いていない生米を詰める経験をしたことがある人はなかなかいないと思います。
まして、ゴミ袋に詰めたお米の中に水没したノートパソコンを突っ込む経験をしたことがある人なんて、中学生の時、鍵がかかっている生徒会室から布の擦れる音と喘ぎ声のような吐息が聞こえてくるなと思っていたら、生徒会室から僕が好きだったゆまちゃんとそのとき生徒会長だった友達が一緒に出てきた経験がある人と同じくらい少ないんじゃないでしょうか?
お米を十分に詰め込んだら、パソコンを入れていきます。
今回は1.8kgのお米を買ってきましたが、この全てを使う必要はないです。
本当だったら、もう少し多い量のお米を買ってきて、お米の密閉パックを使いたいところでしたが、今回は売っていなかったので無理でした。
水をしっかり吸収できるように、パソコンの周りに満遍なくお米を散らしていきます。
お米でパソコンをしっかり包んだら、袋の口を閉じて密閉します。
この時、パソコンを無理矢理閉じないようにしてください。パソコンを無理矢理閉じると、お米が挟まったぶぶんにかなりの圧力がかかってしまい、パソコンが物理的に壊れます。
おわかりでしょうか?
私は、この部分にお米が挟まっていることに気づかず少しパソコンを閉じようとしてしまい、お米のせいでヒビが入ってしまいました。このようなことにならないように気をつけましょう。
お米でパソコンを壊さないようにしつつお米でパソコンを包んだら、袋の口を閉じます。
袋の口をしっかり縛って閉じます。本当はジップロックで密閉したいところですが、ゴミ袋しかなかったので致し方ありません。
心配な人は袋を二重にしてください。
袋の口を縛ったら、なるべく日の当たる暖かいところに置いておきましょう。
ただし、外に置いておくと盗まれるか本当に捨てられそうなので注意してください。
水没したMacbookを乾燥させた結果
ゴミ袋にお米を詰めて、その中にMacbookを打ち込んだ状態で、1週間放置してみました。
水の入り込んだバックライトがバグってラブホの壁みたいになっていた僕のMacbookがどれだけ復活したか見てみましょう。
いかがでしょうか?
ラブホからビジホになったのがわかると思います。
もっとわかりやすく比較してみましょう。
理系の人に同じアングルで撮影しろとドヤされそうですが、明らかに”ラブホ感”がなくなっています。
これで僕も、仕事中に興奮せずに仕事ができるようになりました。
まとめ
コンビニで売っているものだけでMacbookを水没から救った方法について書きました。
この記事はあくまでも個人の感想であり、お米とゴミ袋の効能を示すものではありません。
また、この記事を読んだことによるいかなる損害も私は一切の責任を負いませんのでご注意ください。
僕はお米に助けられましたが、必ず成功するとは限らないので注意してください。
ただ、咄嗟に周りに乾燥剤がない時、諦める前に試して欲しい方法ではあります。
ちなみに、使用したお米は全てスタッフが美味しくいただきました。
それでは。