Mr.Childrenのファンは高い壁を見るとすぐに登る。
どうも。ウォッシャブル池田(@OnemaiGaimelody)です。
時は2019年、この世の中にはスマートリモコンという非常に便利なものがあります。
「学習リモコン」という家中のリモコンを1つのリモコンにまとめることができるアイテムがあるのをご存知でしょうか。
リモコンを1つにまとめることのできる学習リモコンはとても便利そうですが、それを、リモコンではなくスマホにまとめることができるのがこのスマートリモコンです。
こいつを使うと、家の中にあるリモコンを全てスマホにまとめることができます。
赤外線を受信できるので、例えば20年前の古いリモコンでも大丈夫です。
しかもAmazon EchoやGoogle Homeなどのスマートスピーカーと連動すれば、声で家電を操作できるようになります。
つまり、家で、家電に話しかけることができる時代が来たのです。
これで寂しくないですね。
テレビを見たかったら、アレクサ(Amazon Echoに搭載されているAIの名前)に向かってテレビをつけて!というだけです。
テレビのチャンネルの変更や音量の調整も、アレクサに話しかけるだけでできるというわけです。
エアコンをつけたり、(赤外線リモコンのついた)電気を点けたり消したりすることもできます。
これには、スマートスピーカーとスマートリモコン(学習リモコン)の2つが必要で、僕は今回、Amazon EchoとeRemote miniという製品をそれぞれ導入しました。
eRemote miniを使えば、Raspberry Pi(通称ラズパイ)のようなマイコンなども使わずに、家中の家電をスマホで操作することができるようになります。
eRemote miniを使うことで、僕は家から
- テレビのリモコン
- エアコンのリモコン
- ロボット掃除機のリモコン
という3つのリモコンを排除することができました。
(必要な時が来たら怖いので取り出しやすい場所にしまいました)
今回はeRemote miniを使い始めて1ヶ月ほど経ったので、スマートリモコンの使い方やメリット・デメリットについて使用感などレビューしてみたいと思います。
スマート学習リモコン「eRemote」をレビューする
eRemoteシリーズを販売しているLinkJapanとは?
LinkJapan(リンクジャパン)とは、IoTスマートホームデバイスの企画・開発・製造をしている、2014年生まれの日本の会社です。
事業内容としては、そのほかにアプリケーション・クラウド・IoT通信モジュール・LPWA技術関連製品の開発と提供。ビッグデータとAI活用を前提としたスマートライフサービス、見守りサービスの開発などを行なっており、日本のC向けIoTデバイスの先駆け的な企業です。
2014年に国内初のWIFIスマートリモコンを販売してから、
2016年に世界初のPLC版スマートリモコンをパートナーに提供、
2017年に外からエアコンの動作状況が分かるコンセント型スマートリモコンをリリース、
2018年に国内初WIFIスマートカーテンをリリースするなど……。
暮らしを便利にするIoTデバイスをどんどん開発しています。
リンクジャパンの製品は、UIがシンプルで、レスポンスが早くて安定していることなどが特徴です。
スマートリモコン「eRemote mini」の開封レビュー
早速開封していきます。
外箱はシンプルで、製品自体のサイズに合わせて作られているのでかなり小さいです。
箱の下の方に対応しているスマートアクセサリが記載されています。
スマートスピーカーは
- amazon alexa(Amazon Echo)
- Google Assistant(Google Home)
の2つに対応していて、
操作するアプリケーションは
- Google Play
- App Store
からダウンロードできますよ、ということです。
箱を開けると、中身はこんな感じ。
内容物は、
- eRemote mini本体
- 電源ケーブル
- 説明書
の3点です。
本体もめちゃくちゃシンプルで、上部の黒いところが赤外線を発する部分になっているようです。
背面の機構もシンプルで、リセットボタンとUSBケーブルを挿す穴があるだけです。
刺して給電するだけで使うことができます。
スマートリモコン「eRemote mini」の使い方
eRemote miniの使い方ですが、スマホにアプリをダウンロードして設定するだけなので、とても簡単です。面倒なハードの設定などは不要です。
- eRemote mini本体にUSBケーブルをつないでコンセントに挿す
- スマホアプリ「eHome」をダウンロードする
- eHomeで本体とスマホを接続する
- 学習させたいリモコンを学習させる
- (応用編)スマートスピーカーと接続する
少し手順が多く感じるかもしれませんが、やってみると結構簡単で、20-30分くらいでテレビとエアコンくらいは設定できます。
ここで1つ注意点ですが、eRemote miniを利用するにはネットワーク帯域2.4GHzのWi-Fi環境が必要です。
どのWi-fiに接続するかを選ぶ画面で、SSID(Wi-fiの名前)に“g”か“G”が入っているものを選んでください。
わからない場合、ルーターの裏を見るとSSIDが書いてありますよ。
- ネットワーク帯域2.4GHzのWi-Fi環境(gかGが入っているSSIDのもの)が必要
eRemote miniの使い方①:本体をコンセントに挿す
まず、本体を電源に接続しましょう。
背面にmicroUSBを挿す穴があるので、付属のケーブルを接続します。
別途、USB電源アダプタが必要なので注意してください。
接続すると、本体下部のランプが0.3秒間隔で青く点滅します。
この状態になれば初期設定ができますが、青く点滅しない場合はリセットボタン6秒以上を長押ししてみてください。
接続したら、リモコンが届く範囲のところにeRemote miniを設置します。
リモコンの電波が届かなければいけないので、テレビの横や棚の上がオススメです。
いろんな場所で試してみましたが、やっぱり間に遮蔽物がない方が安定します。
僕の場合はテレビ台の上に設置しました。
右に見える、「amazon」と書いてある黒い物体が、先ほど説明したAlexaというAIを搭載したスマートスピーカーのAmazon Echoです。
Amazon Echoとの連携方法も後ほど紹介します。
eRemote miniの使い方②:「eHome」をダウンロードする
次にスマホに「eHome」というアプリをダウンロードします。
これは、eRemoteシリーズを制御するためのスマホアプリで、App storeかGoogle Playから無料でダウンロードすることが可能です。
eHome
posted withアプリーチ
eHomeをダウンロードしたら、利用者情報の登録をします。これで設定を覚えてくれます。
アプリを開くと新規登録する画面が出てくるので、Facebookか電話番号、メールアドレスで登録してください。
eRemote miniの使い方③:本体とスマホを接続する
eHomeをダウンロードして会員登録したら、いよいよeRemoteとスマホを接続していきます。
先ほども言いましたが、この時、ネットワーク帯域が2.4GHzのWi-fiにスマホを接続してください。
アプリを開いたら、
「使用開始」>「デバイスを追加」>「eRemote mini」
の順にタップして、接続を開始します。
eRemote mini本体下部のランプが青く高速点滅していたらOKです。
「次へ」を押して進みましょう。
すると、Wi-fiに接続する画面になるので、スマホで接続しているSSIDを選択して、パスワードを入力します。
入力したら、「次へ」を押すと接続が始まるので待ちましょう。
設定完了の画面になったら接続成功です!
使用部屋というところから、eRemote miniを使う部屋を選びましょう。
複数の部屋で使う場合、部屋ごとにコントロールすることができるので、そのための設定です。
僕みたいに極小ワンルームで使用する場合は適当でOKです。
接続が成功すると、ホーム画面にデバイスが追加されます。
上のキャプチャは、他のデバイスを追加した後のものなのでテレビやエアコンと書いてありますが、最初は「eRemote mini」が追加されているはずです。
僕の場合は、ロボット掃除機のA4sたんも追加してあります。
eRemote miniの使い方④:リモコンを学習させる
あとは、リモコンを学習させるだけでOKです。
リモコンの赤外線情報がプリセットされている場合は、プリセット情報を選ぶだけで簡単に設定が完了します。
プリセットがない場合は、手持ちのリモコンを使って手動登録する必要があります。
まず、先ほど載せたホーム画面から、「eRemote mini」をタップします。
すると、追加するデバイスを選択する画面になるので追加したい家電の種類を選んでください。
ここでは、まずテレビを選んでみます。
さまざまなメーカーが出てくる画面になるので、自宅のテレビのメーカーを選択してください。
メーカーを選択すると、プリセットのプロファイルのダウンロードが始まります。
あとは、画面の指示に従って登録してください(雑)
また、プリセットで登録されていない巻き戻しなどの細かいボタンも追加することができます。
登録方法は、アプリの説明に従ってeRemote miniに向かってリモコンを向けて覚えさせるだけなのでここでは説明しません。
僕の場合、「10秒戻し」や「30秒送り」といった細かいボタンはプリセットには登録されていなかったので、「more」というところから追加で登録して使っています。
エアコンや他のリモコン家電の設定も同じように設定したら完了です。
登録が完了したら、スマホでテレビやエアコンなどの家電を操作することができるようになります。
eRemote miniの使い方応用編:スマートスピーカーと接続
番外編として、スマートスピーカーと接続することで、テレビやエアコンなどの家電を声で操作することができるようになります!
今回は、Amazon Echoとの接続方法を簡単に紹介します。
まず、「Amazon Alexa」のアプリを開きます。
スキルのダウンロード画面から、「eHome」というスキルを探して有効にしてください。
次に右下のフッターメニューから「デバイス」を選択して、デバイスの追加を行います。
eHomeを選択すると、「LinkJapan eHome デバイスをAlexaに接続」という画面になります。
画面下の「デバイスを検出」を押すとデバイスの検出が始まります。
同じWi-fiに接続していれば、自動的に検出が完了してくれるはずです。
無事にeRemote miniを検出できたら、画面下部の「デバイスを選択」から先ほど登録したテレビやエアコンを順番にセットアップしていきます。
この先はキャプチャを撮るのを忘れたので画面の指示に従ってください(雑)
完了すると、声でエアコンやテレビを操作できるようになります。
また、「定型アクション」というAlaxaの機能を利用することで、「アレクサ、ただいま」というだけでテレビとエアコンと電気をつけるなんて便利なこともできるようになります。
まとめ:eRemote miniでIoTを楽しもう
eRemote miniのレビューと簡単な使い方を紹介してきました。
リモコンって置き場所に困るし、なくすし、埃がたまるし、たくさんあると大変ですよね。
スマホならいつもそばにあるので、楽に家電を操作することができます。
eRemote miniのアプリを使うデメリットとしては、アプリを開かないと操作ができないということが挙げられます。
リモコンなら手に取った後すぐに押せるので、その点を考えるとスマホの方が遅い場合もあります。
ただ、僕の場合は、Amazon Echoを利用して、スマホすら使わずに声だけで家電を操作できているのでかなり楽です。
僕みたいなめんどくさがりの方は、Amazon Echoも一緒に購入するのがオススメです。
また、eRemote miniの上位互換として、温度センサーが搭載されたeRemoteという製品や、温度、湿度、明るさなどの環境を測定できるeSensorという製品もあります。
eRemoteやSensorを使えば、寒くなったら自動で暖房を入れたり、湿度が低くなったら加湿器をつけたり、暗くなったら電気をつけたり…という超ハイテクっぽいことができるようになります。
僕はまだそこまではできていませんが、スマホと声で家電を操作することができるようになるだけでも、”かなりIoTを感じ”ています。
みなさんも、家庭からIT化の波に乗ってみませんか?
それでは。