ドンキホーテの客はお釣りの数を減らす計算ができないので大量の小銭を持ち歩いている。
どうも。ウォッシャブル池田(@OnemaiGaimelody)です。
「入社前の新卒が、入社前にやるべきたった1つのこと」というテーマで少し僕の考えを書いていきたいと思います。
まず、新卒が入社前に最もやるべきこと、それはずばり「タイピング」です。
「は?そんなことかよ。」と思ってブラウザバックした方には、出世できなくて人生が詰む呪いをかけました。
もちろん、業種業態によってはタイピングなんて使わない、という人もいるかと思いますが、ほとんどの業種でタイピングスキルは必要です。
それだけでなく、どのような業種業態でも、あなたが将来出世したいならば、21世紀のビジネスにおいてタイピングスキルは必須スキルと言えます。
これからの時代に、PCを使わない管理職などいないからです。
僕は、意識して練習をやっていたわけではありませんが、インターネット大好きクソ陰キャオタクだったので、入社時点からそこそこのタイピングスキルを持っていました。
そのおかげで、入社当初から周りの同期に比べて仕事のスピードが圧倒的でした。
タイピングは練習すれば誰でもできるにも関わらず、入社直後は研修等で所感を書かされることも多いので、タイピングが速いというだけでかなりのアドバンテージを得ることができます。
なぜ入社前にできるトレーニングとしてタイピングが有用なのか、その理由とタイピングのメリットを書いていきます。
なぜ入社前にタイピング練習をするべきなのか?
入社前の新卒のやるべきことは、たくさんあります。
内定先の会社から宿題を出されることもあるでしょう。金融系なら証券外務員の資格を取らなければならない、などの制約もあります。
なぜ、そんな中で「タイピング」をするべきなのでしょうか。
- 誰でも手軽に始められる
- すべての業務の効率が底上げできる
- 仕事ができそうな感じに見える
メリットはいろいろありますが、ざっと挙げるとこんな感じです。
タイピングのメリット①:誰でも手軽に始められる
まず、第一のメリットとしては、特別な準備などがいらないので誰でも手軽に始められるという点です。
タイピングの練習には何が必要か考えてみましょう。
- パソコン
以上です。
そうです、パソコンさえあればタイピングの練習はどこでもできてしまうのです。
始めるまでに色々準備が必要だと始めるハードルが高いですが、手軽に始められるならちょっとやってみようかな。という気になるのが人間というものです。
もちろん、まずは、自分はどれくらいタイピングできるのかな?を確認するだけでもOKです。
タイピングのメリット②:すべての業務の効率が上がる
2番目ですが、これが最も重要な理由です。
当然と言えば当然ですが、タイピングのスピードが上がるだけで、業務効率も格段に上がります。
世の中でタイピングを練習している人は、みんなこれをわかっているから練習しているはずです。
タイピングが上手くなってもメリットがないなら、練習本を買ったり、通信講座に申し込んだりはしませんよね。
実際に、どれくらい業務効率が上がるのか少し考えてみます。
例えば、1日に合計で3000文字を入力するとします。
後で詳しく解説しますが、タイピングのスピードはWPMという指数で表します。
Aさんが200WPMの速度、Bさんが400WPMの速度でタイピングができるとしたら、Aさんが15分かかる作業を、Bさんは7分で終わらせることができてしまうのです。
作業効率で言えば、タイピングの速度が倍違えばかかる時間が半分になるのです。
仕事でタイピングを使うのは、取引先とのメールやデータ作成、日報や議事録、稟議書の作成など業務関連のあらゆる作業にわたります。
ちなみに、大学生のレポートの感覚で行くと3,000文字という量は途方も無いように思えるかもしれませんが、この記事の文章もここまでで約2,000文字ですから、1日で3,000文字を入力することくらいは珍しくありません。
僕は以前、議事録の作成業務で6時間に43,000文字を入力し、指がなくなったことがあります。
なので、業種や業務内容によっては毎日10,000文字以上のタイピングをすることも十分にあり得るかと思います。
人によっては使わなくても人によっては必須スキルで、かつあって困ることはないので、タイピングスキルは運転免許証のようなものだと言えるでしょう。
みなさんも、社会人になる前に運転免許を取得して人権を得ましょう(意味不明)
タイピングのメリット③:仕事ができそうな感じに見える
3つ目の理由ですが、タイピングが早いというだけで仕事ができそうに見えます。
もちろん、前述した通りタイピングが早い人は基本的に仕事が早いので、早そうに見えるだけでなく仕事自体も早いです。
「仕事ができそうに見える」ことがなぜ重要なのでしょうか。
しかし、入社したばかりの時の単純な入力作業や日報の作成とかですら、「こいつ…できる…」と思わせることができるのは、結構なアドバンテージとなります。
人間は感情の生き物ですから、最初に「この人は仕事できそう」「この人は仕事できなさそう」というイメージを持つと、それを覆す大きな出来事が起きない限り、そのイメージで人を評価します。
また、人間は自己保存の本能というのが非常に強く、他者とぶつかることや環境が変わることを本能的に避けるきらいがあります。
そのため、最初に多くの人に「この人は仕事できそう」と思わせることができれば、そのあと多少ミスっても、ある程度の評価を得ることができるのです。
その上で、最も手っ取り早く「この人は仕事できそう」と思わせることのできる方法の一つがタイピングを早くして業務効率を上げることなのです。
どれくらいのタイピングスキルが必要?練習方法は?
ここまでタイピングが大事だということを説明してきましたが、実際に社会人にはどれくらいのタイピングスキルが必要なのでしょうか。
先ほどちらっと説明しましたが、タイピングのスピードはWPM(Words Per Minute)という指数で表します。
TOEICのリスニング等でも聞く単語ですが、タイピングでのWPMは少し意味が違います。
WPM(Words Per Minute)を直訳すると「1分間に何単語入力したか」という意味ですが、タイピングの世界では「1分間に何個のキーを叩いたか」という意味になります。
社会人にはどれくらいタイピングのWPMが必要?
では具体的にWPMがどれほどであれば社会人として必要なタイピングスキルがあると言えるのでしょうか。
色々なデータ(参考文献なし)を見た結果の僕の主観(論理性ゼロ)ですが、平均としておよそWPMが250くらいあれば、業務に支障が出るようなことはないと思われます。
ただし、ここで注意して欲しいのがタイピングに必要なのは速さだけではないということです。
実はタイピングにはWPMで表すことのできるタイピングスピードのほかにもう1つ重要な要素があります。
それは、正確性、すなわちミスタイプの少なさです。
いくらWPMが早くても、ミスタイプが多ければ消して打ち直すという作業が発生してしまうため、実用的なスキルであるとは言えません。
オススメのタイピング練習方法は?
そこで、オススメなのがe-typing(イータイピング)というタイピング練習用サイトです。
e-typing(イータイピング)は、タイピング練習用サイトの中では最も知名度がある老舗サイトであると言えます。
タイピングを練習している人なら知らない人はいないだろうと言うサイトで、ラーメン二郎で言うところの三田本店です(意味不明)
e-typingでは、「腕試しレベルチェック」という機能でWPM×正確性で算出されるスコアを計測することができます。
まず、試しにやってみてください。どれくらいのスコアを獲得できましたか?
実際にやってみるとわかると思いますが、WPMが高くても、正確性が低い(ミスタイプが多い)とスコアは思ったように伸びません。
僕が調べたところ、新卒に、e-typingのスコアで、200以上を獲得するという目標を課している企業もあるようです。
実は、僕が新卒で入社した時も、IT研修の一環でe-typingの腕試しレベルチェックスコアを計測させられました。
前述した通り、僕は小学生の頃はニコニコ動画の歌ってみた動画に歌詞字幕を投稿して「歌詞職人乙wwwww」と言われることで承認欲求を満たしていた陰キャ・オブ・ザ・クソオタクなので当然キーボード慣れしていたため、他の同期が100-250くらいのスコアの中で一人だけ400近いスコアを叩き出し、”なんかすごいけどキモいオタク”みたいな感じになりました。
e-typing(イータイピング)は、WPMだけに頼らず、WPM×正確性によってスコアを出してくれるので、実用的なスコア数値を測ることができます。
また、スコアによってレベルがついたり、自分の結果を記録していくことができたりするのも、高ポイントです。
e-typing(イータイピング)はスコアによってレベルがつく
e-typing(イータイピング)の面白いところは、スコアによってレベルがつけられるところです。
世の中のタイパーはこのレベルを上げるために、日々特訓を重ねています。多分。
公式では、E-〜Sまでのスコアとレベルの対照表が載っています。
e-typing(イータイピング)のレベル表(E-〜S)
スコア | レベル |
---|---|
260〜276 | S |
243〜259 | A+ |
226〜242 | A |
209〜225 | A- |
192〜208 | B+ |
175〜191 | B |
158〜174 | B- |
141〜157 | C+ |
124〜140 | C |
107〜123 | C- |
90〜106 | D+ |
73〜89 | D |
56〜72 | D- |
39〜55 | E+ |
22〜38 | E |
〜21 | E- |
あえて、「E-〜S」という書き方をしていますが、実は277点以上には、S以上のレベルが13段階存在しています。
ここではあえて書きません。ぜひ、自分の目で確かめてみてください。
ちなみに、僕、ウォッシャブル池田の最高記録はこんな感じで、レベルはLaserBeamです。
LeaserBeamはSレベルの7個上のレベルなので、これより上にあと6個レベルがあることになります。一番上のレベルの人は多分、指が30本くらいある化け物です。
僕の場合、WPMが480くらいなので、本気を出せばだいたい1分間に250文字くらいは日本語が打てる計算になります。
単純計算では1,000文字くらいの文章なら4分間でタイピングできることになりますが、実際はそこまで集中力が続かないので、実作業では半分くらいの速度になるんじゃないかなと思います。
e-typing(イータイピング)は自分の記録を残せる
e-typingがタイピングの練習に向いているもう一つの理由として、自分のスコアの記録を残して後から振り返ることができるという点があります。
腕試しレベルチェックが終わると、「登録」というボタンがあるので、そこから「カルテ」という機能に登録することができます。
このように、自分のスコアの推移を記録して、グラフなどのデータを確認することができます。
タイピングは、一朝一夕で早くなるものではありません。
毎日の積み重ねがかなり重要になってきますので、1日1回だけでも腕試しレベルチェックをするのがオススメです。
また、一番下に全国平均のデータが載っています。
これによると、WPM240/スコア217ptあたりが平均のようですね。
タイピングテストでこれくらいのスコアを出すことができても実際の業務ではもっと下がってしまうので、このあたりは超えておきたいところです。
まとめ
新入社員が入社前に身につけておくと得するタイピングスキルについて、なぜ必要なのかと、その練習方法を解説してきました。
もちろん新入社員ではない方も、タイピングスキルは必須と言えるスキルなので、ぜひレベルチェックをして、自分のタイピングスキル、WPMを確認してみてください。
また、あまり触れませんでしたが、ある程度のスコアを出そうと思ったらブラインドタッチは必須スキルです。
実際に仕事をする上でも、ブラインドタッチができるかどうかではかなり作業効率が変わってきます。
ただ、ブラインドタッチもe-typingを続けていれば自然に習得できるので安心してください。
ここで1つ注意点です。
今回はイータイピングを使ったタイピング練習方法を紹介しましたが、実はタイピングは基礎のフォームをしっかり覚えることがかなり重要です。
自分がタイピングの基礎を身につけられているかどうかは、「ホームポジション」を知っているかどうかでだいたい判断ができます。
ホームポジションを知っている人→e-typingでタイピング練習を始めましょう
ホームポジションを知らない人→先にホームポジションを覚えましょう
ホームポジションを知らない状態でタイピング練習を始めるのは、コールを知らないのにラーメン二郎に行くようなものです(意味不明)
ホームポジションとは、簡単にいうと、「キーボードの印がついているキー(FとJ)が人差し指を置く基本の位置になっている」というルールのことです。
詳しい指の動かし方を知りたい人は、タイピングの基礎をまとめた本などを探してみてください。
実は、指の使い方が間違っているとなかなかブラインドタッチは習得しにくいスキルです。
僕も指の使い方が少し基本とは違っていて、ブラインドタッチをするとタイプミスが増えるという状況に悩んだことがあります。
しかし、正しい指の動かし方を知っていれば、e-typingを続けるだけで間違いなくブラインドタッチも習得できるようになります。
なので、まずは指の動かし方を覚えることをオススメします。
最近はスマホの普及でタイピングができる人が減っているという話もありますが、まだまだビジネスシーンではタイピングがほとんどの社会人に必須のスキルになっていますので、ぜひ練習してみてください。
それでは。