どうも。ウォッシャブル池田(@OnemaiGaimelody)です。
この記事では、2年前に引っ越した時に実施した賃貸DIYを今更まとめるシリーズの第3弾について書いていきます。
私は2年前に築9年の賃貸に引っ越してきたわけですが、一般的な安いグレードの設備の賃貸で、インテリアとしてはどうかなと思う部分が多々ありました。
安っぽい設備はたくさんあったのですが、その中の一つが洗面台です。
前回の記事では洗面器のゴム栓交換の記事を書きましたが、ゴム栓の交換くらいで賃貸の洗面台がスタイリッシュになるはずもなく。
中でも面積が大きく、インテリアに大きく影響が出るなと思ったのが洗面台の扉でした。
言ってしまえば普通ではあるんですが、カラーボックスのような安っぽい質感の扉にプラスチック製の安っぽい取っ手が悪目立ちしており、いかにも賃貸アパートという感じが出てしまっていました。
我が家の洗面所はリビングからもよく見える間取りになっており、インテリアに悪影響を与えていたので、今すぐにでも洗面台をどげんかせんといかんという公約を掲げて引っ越しきた私としては、少しでも賃貸の洗面台をオシャレな洗面台にしたいと思っていたのです。
というわけで、賃貸の洗面台の扉にリメイクシートを貼って取っ手を交換したときのことをまとめていきます。
リメイクシートDIY前の洗面台
早速ですが、交換前の洗面所はこんな感じでした。
これが、デフォルトの状態(交換前)の洗面台の扉です。
ザ・普通といった感じではあるんですが、扉の質感が安っぽく、ハンドルもプラスチック製で安っぽい質感でした。
今回はこの感じをリメイクシートでDIYしていきます。
準備するものは次の通りです。
- リメイクシート
- 交換用のハンドル(取っ手)
- プラスドライバー
- カッターナイフ
- スクイージー(スキージー)
スクイージー(スキージー)ってなんやねんという声が聞こえてきますが、スクイージー(スキージー)は要するにヘラみたいなもので、空気などが入らないようにリメイクシートを綺麗に貼るために使用します。
安いので買っておいても損はないと思いますが、定規にフェルトなどを巻くことでも代用できます。
洗面台の扉をリメイクシートでDIY
今回は、ダークグレーのコンクリート調のリメイクシートを選択しました。
グロス感のある大理石調のリメイクシートは、本物の石と質感の差がありすぎてシート感が出すぎてしまうため、マットな質感のものを選ぶと高級感が出ます。
実物はこんな感じです。
それでは早速取り付けていきます。
洗面台の扉を外す
リメイクシートを貼りつけるにあたって、まずは横着せずに洗面台の扉を洗面台から外します。
扉を開けると、裏側がねじ止めされているのでプラスドライバーで外していきます。
縦に二つ並んでいるネジは洗面台との開け閉めを担っている蝶番との接続、左側のネジは扉にハンドルを固定しているネジです。ハンドルを固定しているネジは2個セットなので、見切れている部分にもう一つネジがあります。
ハンドルのネジは扉を外してから外せばよいので、まずは洗面台と洗面台扉をつないでいるネジを外していきます。
基本的にはネジは右側に回すと締まり、左側に回すと緩むので覚えておきましょう。
こんな感じで、蝶番のパーツが埋まっているので、上下2か所ずつ、計4か所のネジを外したら扉にグッとくる感じで外していきます。
この時、外したネジを絶対になくさないように注意してください。詰みます。
扉を外すことができたら、ハンドルを固定しているネジも同様に外していきます。
扉を外すことができたら第1段階は完了です。
取り付けるときはこの逆の作業をするので、しっかりネジを取っておいてください。
取り外した洗面台扉にリメイクシートを貼りつけていく
洗面台扉を外してハンドルも取り外すことができたら、リメイクシートを貼っていきます。
この時、リメイクシートが綺麗に貼れるように、外した扉は綺麗に拭いておいてください。
リメイクシートはある程度の長さのものがロール状になっているので、洗面台扉の大きさに合わせてカットする必要があります。
この時、扉の奥行きのことを考えて少し大きめのサイズでカットしてください。
ちょっと余らせて裏側に折り込むくらいの気持ちのほうが失敗しません。
大体の大きさにカットできたら、上下左右を均等に余らせるようにして貼っていきます。
私の購入したリメイクシートは裏面がシールになっているタイプなので、剥離紙を剥がして貼り付けるだけでOKでした。
今回は、賃貸の設備に勝手に貼り付けているので、原状回復のことを考えると裏面がシールになっていて「貼ってはがせる」ものを選ぶことをオススメします。
剥離紙は一気にはがすのではなく、少しはがしたら位置を確認しながら貼り付け、端っこからスキージーを使って徐々に貼っていくとシワになりづらく、失敗が少ないのでオススメします。
前面に貼ることができたら、扉の奥行に当たる部分をそれぞれ折り込んでいきます。
すると、それぞれ四隅では、角の余った部分同士が喧嘩をはじめてしまうはずです。
喧嘩が始まったら、喧嘩両成敗ということで余った部分同士を張り合わせ、飛び出た三角形の部分をカッターナイフで切断します。
多少詰めが甘い気もしますが、こんな細かいところは普段生活していて全く目に入る場所ではないので、ここに時間をかける必要はないと判断しました。
あらかじめいい感じでカットすれば喧嘩になることはないのですが、素人には難しいので何も考えずに張ってから余った部分を切る方法が個人的にはオススメです。
角以外の余った部分は扉の裏側に折り込むことができます。
裏側はびんぼっちゃまスタイル(死語)ですが、洗面台の扉を開けて裏側をまじまじと見ることなんで普通に生活してたらありえないので、まったく気になりません。
角で例にリメイクシートを切ることができれば、裏側からみても綺麗に見えるように処理することも可能だったんですが、万が一失敗すると表から白い面が見えることになりかねないので、処理しないという方法で処理しました。
ただ、安全を取りつつ綺麗に処理するのであれば、内側に折り込んだ状態で切って、黒いマスキングテープなどをリメイクシートの端に貼るなどの方法で処理するのもいいと思います。
一方で、この方法で処理したおかげで前面はとてもきれいに貼ることができました。
パッと見ではリメイクシートを貼っていることはわからないくらいに綺麗に貼れているのではないかと思います。
洗面台の扉の取っ手をDIYで交換
洗面台を安っぽくしていた要素の2点目は「ハンドルの安っぽさ」でした。
ここで元々ついていたプラスチック製のハンドルを取り付けてしまうと、色も扉と合っておらず質感も安っぽいので、今回は新しく亜鉛ダイカスト製で、マットブラック塗装仕上げのされているハンドルを購入しました。
ここで注意するべきは2点あり、①サイズと②取付方法です。
注意点①サイズ
サイズで注意するのは、2つある穴の片方の中心からもう片方の中心のサイズである、「ビスピッチ」です。
このサイズがもともとのハンドルと同じサイズのものを購入しないと、既存の穴を活用して交換することができません。
そうなると新しく穴を開ける必要が出てくるため、賃貸では絶対にやらないことをオススメします。
退去時に、ハンドル代より高い修繕費用を払わなければいけなくなってしまうため、万が一異なるサイズのものを購入してしまった場合は買いなおしたほうが良いでしょう。
ちなみに我が家の標準で付いていたLIXIL製の洗面台のビスピッチは192mmでした。
注意点②取付方法
取付方法には、表からねじ止めするタイプと、裏側からねじ止めするタイプの2種類があります。
今回のように、扉に取り付ける際に既存のハンドルから交換する場合は、元のハンドルが取り付けられていた穴を活用するのが最もきれいに仕上がります。
そのため、裏側からねじ止めするタイプのハンドルを購入することをオススメします。
表からねじが見えてしまうようなタイプのハンドルもありますが、こういったタイプのものは仮にサイズが合っても避けたほうが良いと思います。
実際に購入したハンドルがこちらです。
これを先ほどリメイクシートを貼った板に取り付けていきます。
取り付け方は簡単です。
元のハンドルがついていたネジ穴に裏側から付属のねじを当て込んで押し付けることで、表側から見るとネジが乳首のように浮き出て位置がわかるようになります。
その状態になったら一度ネジを外したら、カッターナイフでリメイクシートに切り込みを入れ、再度ネジをぶち込みます。
私の使用したリメイクシートは、乳首ドリルの要領でねじをそのまま押し当てたら穴が開いたので、カッターナイフで切り込みを入れる必要もありませんでした。
切り込みを入れると切りすぎてしまうリスクもあるため、切り込みを入れる必要がなければ、仕上がりとしては一番きれいになると思います。
ねじを貫通させることができたら、あとはハンドル(取っ手)を取り付けるだけです。
元々のハンドルとビスピッチが同じハンドルを用意していれば、スムーズに取り付けることができるはずです。
綺麗に取り付けられたのではないでしょうか。
ここまでが扉1枚分の流れなので、これをもう1枚の扉にも施工したら、扉を元通りに洗面台に取り付けます。
取り付けた洗面台がこちらです。(3分クッキング)
カラーボード&プラスチックハンドルのチープ感はなくなり、賃貸にしては高級感のある仕上げになったのではないでしょうか。(自己満足)
本当は土台の白い部分まで施工したかったのですが、うまくできる気がしなかったので今回はいったん見送っています。扉の施工から2年経った今でもやってません。
まとめ
今回は、賃貸の洗面台の扉にリメイクシートを貼って取っ手を交換したDIYについてまとめてきました。
改めて、DIYのBEFORE/AFTERをご覧ください。
せっかく片方だけ施工してBEFORE/AFTERを撮影するという小賢しいことをやろうとしたのに、写真が下手くそすぎて、AFTERのハンドルがリメイクシートの黒と同化してしまっていますね。
サムネにも設定しているこちらの写真もご覧ください。
近距離で撮影しても、質感が悪くないのがお分かりいただけるのではないでしょうか。
このDIYでは、主に見た目が変わるだけの自己満足ですが、実は取っ手の形状が変わったことでタオルが若干かけやすくなったという実用的なメリットもあります。
安価で簡単にできるDIYで雰囲気をガラッと変えられるので、興味のある方はぜひやってみてください。
それでは。
賃貸では、退去時に原状回復をする必要があります。
外したハンドルやネジなどのパーツは必ず保管しておき、元通りに戻せるようにしておいてください。