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どうも。ウォッシャブル池田(@OnemaiGaimelody)です。
みなさんはHDDやSSDがクラッシュしてしまったり、データが消えてしまったり、「池田、あの子のこと好きなんだろ?どんなタイプの人が好きか聞いてきてやるよ!」と言ってきた友達が1週間後に「ごめん、俺が付き合うことになった」と電話してきたりという経験はありますか?
おそらく、HDDやSSDのクラッシュを経験したことがある方は、そんなに多くはないのではないかと思います。最近のHDDやSSDは性能が上がっていて寿命も延びているためです。
その代わりによくあるのが、故障してPC自体が起動しなくなってしまったり、間違ってデータを消してしまったりといったことです。
僕の周りでも、大学時代には書き上げたレポートを間違えて消してしまった人や、作成途中の卒業論文を間違えて消してしまい、たまたまバックアップが残っていて復元できたのに単位が足りなくて留年した人がいました。
もちろん、日頃からバックアップを取っておくことはかなり大事ですが、「急にデータが消えてしまった!」「間違ってフォーマットしてしまった!」時に役に立つのが、データ復元ソフトです。
今回、EaseUS社よりEaseUS Data Recovery Wizard for Macのレビューをしてほしいとの依頼を受けてライセンスをいただいたので、使用してみた感想やメリットデメリットをレビューしてみたいと思います。
EaseUS Data Recovery Wizard for Macとは?
このEaseUS Data Recovery Wizard for Macは、データ復旧、データ復元用のソフトです。今回はMac版をレビューしますが、Mac版のほか、Windows版はもちろんiOS版やAndroid版もあり、マルチデバイス対応しています。
提供源はEaseUS(イーザスソフトウェア)という会社で、2004年に設立されています。最初は正直聞いたことない会社だったので、依頼が来た時にスパムかな?と思ったのですが、調べてみるとちゃんとした会社でした(ごめんなさい)。個人的には、ブロガーに執筆依頼をするマーケティングというのも今時で勢いを感じますね。
そんな「EaseUS Data Recovery Wizard for Mac」ですが、データ復元ソフトのカテゴリでAmazonのランキング1位を獲得していたり、Vectorのプロレジ対象を3回も受賞していたりします。(復元部門とか特別賞)
EaseUS Data Recovery Wizard for Macの価格は?
価格はというと、1ライセンスあたり1万円くらいします。
この価格をどう思うかは人によると思いますが、僕は最初、高いなと思いました。でも、「復元したい情報の価値」を考えると、それくらいかけてでも復旧したいデータがあるという人は迷わず使うべきなんだと思います。
それに、もっと安い製品がある中、1万円前後の値段でランキングを獲得したり賞を受賞しているということは、価格競争に巻き込まれないだけの価値がある製品ということです。
データが消えてしまった時ってかなり焦りますし、初動が非常に重要で、時間がたてば立つほど完全復旧は難しくなっていきますから、そういう意味ではバランスのとれた価格なんだと思います。
ただ、無料体験版でも500MBまでは復元することができて、さらにSNSでシェアすることで、最大2GBまで復元することができるようです。
データ復元ソフトでよくあるのは、「復元できるかどうかは無料版でもわかるが実際の復元は有料版じゃないとダメ」というパターンですが、EaseUSの場合は無料でも2GBまでなら復元することができます。2GBの容量があれば、特定のファイルの復元等はできそうなので、大事なデータもある程度は復旧できるのではないでしょうか。
ただ、HDDが丸ごと吹っ飛んだり、写真や動画等のデータ容量が大きい場合も多いと思います。そういった場合、まずは無料版を試してみて、復旧できそうならライセンスを購入するというのをオススメします。
EaseUS Data Recovery Wizard for Macを実際に使ってみる
今回は、レビューをしようと思ってEaseUS Data Recovery Wizard for MacをDLしているので、特にMacBookのデータが吹っ飛んだというわけではありません。
かといってMacBookのデータを消すのも怖すぎるので、フォーマットしたSDカードを対象に試してみることにしました。
SDカードはフラッシュメモリと呼ばれる記憶媒体で、HDDやSSDに比べると繰り返しの書き換えに弱いため寿命が短く、高温や光に弱いという特徴があります。なので、SDカードで満足に復旧できれば、HDDやSSDでも復元できるのではないかと思いました。
僕は一眼レフカメラを持っているので、カメラ用にSDカードを保有しているのですが、今回はそのSDカードをフォーマットし、フォーマットした後のデータが復元できるのか試してみます。
EaseUS Data Recovery Wizard for MacでSDカードを復元
ソフトをDLして起動すると、データをスキャンする場所を選択する画面になります。
スキャンしたいドライブを選択し、右上の「スキャン」をクリックします。UIがわかりやすいので、特にマニュアルなどを読まなくても使えるのはいいですね。
スキャンをクリックすると、ファイルのスキャンが始まります。
スキャンが完了すると、左側に読み込んだファイルの一覧が表示されます。
容量32GBのSDカードをスキャンしたら、72.57GBぶんのファイルが復元できました。
フォーマットして上書きしてしまった後の写真も復元できているということなのでしょうか?そんなことができるんでしょうか?基本情報技術者程度の知識ではわかりませんでした。
中身は、全てを確認したわけではありませんが、ざっと見た感じ、ほとんど全てのデータが復元できているようでした。
試しに、適当なファイルを復元してみます。
ファイルを選択して、「今すぐ復元」をクリックし、保存先の場所を選んで復元するだけで、簡単に復元することができました。
Downloadフォルダを選択して復元しましたが、しっかり復元されていることがわかります。
ちなみに、ファイル名だけ見て適当に復元した写真がこちらです。
DYMOのタイプライターで作ったラベルを詰め替え用ボトルに貼っているところを紹介した写真が復元されたみたいです。せっかくなのでよかったら読んでみてください。
まとめ
今回は、EaseUS社の提供でEaseUS Data Recovery Wizard for Macをレビューしました。
間違ってフォーマットしてしまった場合にも手軽に復元できるというのは助かりますね。
EaseUS Data Recovery Wizard for Macは、少し高いソフトではありますが、UIもわかりやすく、復元性能も高いことがわかったので、オススメできるソフトです。
特に、カメラを趣味でやっている人なんかは、容量の大きい大切なデータが、SDカードにたくさんあるのではないでしょうか。
SDカードのようなフラッシュメモリは寿命が短く、データの破損する確率もSSDなどと比べて高いとも言われています。
僕も、カメラ用のSDカードにはブログ用に撮り溜めた写真なんかがたくさんあるので他人事ではありません。
僕はプライベートでも仕事でもMacbookを使っており、データが破損した時のダメージは正直計り知れません。
いつ何があるかわからないので、データのバックアップは必ずクラウドストレージに取るとともに、データの復元ソフトを1つは用意しておいた方が安心ですね。
それでは。